ワキは汗腺が密集している所で、暑さを感じたり、ストレスや緊張状態などを脳が感じると、汗を出す信号が汗腺を刺激し、汗が出ます。特別な原因がないのにワキに多量の汗をかく疾患を「原発性腋窩(えきか)多汗症」と呼びますが、重度のワキ多汗症は保険診療で治療できます。
ボトックス注射はこの汗を出す信号をブロックし、発汗を抑えます。1回の注射で4〜9ヵ月効果が持続しますので、年1、2回程度の治療で汗を抑えることができます。
※ボトックスは1989年にFDA(米国食品医薬品局)で承認された人体に無害なタンパク質で、アレルギーの心配もないすぐれた製剤です。
形成外科わきの多汗症(腋窩多汗症・わき汗の治療)
両脇[保険料3割負担の場合] | 22,000円程度 |
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「多汗症・わき汗・手汗のお悩み」について
他人には聞けない多汗症に関するお悩みや不安、疑問があれば、わきが・多汗症相談室にて承ります。長年に渡りコンスタントにわきが手術や多汗症治療の実績を重ねた浜口クリニック梅田の浜口院長がお答えします。
浜口院長より「ボトックス製剤の種類」について
当院では、自費ではアラガン・ジャパン社製の「ボトックスビスタ®」と、保険ではGSKグラクソスミスクライン社製の「ボトックス®」を取り扱っております。
グラクソスミスクライン社(販売)の
ボトックス®の特徴


「ボトックス」はオーストラリアなど11ヵ国において本疾患の適応が承認されています。
日本では、米国アラガン社製造のボトックスを、日本のグラクソスミスクライン社が輸入し販売してます。そのため製品のキャップには「アラガン」と表記されています。
日本においては、グラクソスミスクライン株式会社が米国アラガン社から登録商標ボトックス®/BOTOX®の独占的使用許諾を受けて、厚生労働省から承認を受けております。