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イボ除去

イボとは?

イボとは?皮膚が盛り上がってできたものを一般に「イボ」と言いますが、医学的には多くはウイルス感染を原因とする腫瘍のことを指します。
尋常性疣贅の場合はそれほど感染力が強くなく、少し触れる程度では多くの場合、感染は成立しません。ただ、小さな傷などがあると感染して他の部位でイボができる、人にうつしてしまうということがあります。また、一般に水イボと呼ばれる伝染性軟属腫、外陰部にできる尖圭コンジローマはうつりやすいため、注意が必要です。
イボは小さなものであれば自然治癒することがありますが、反対に数が増えたり大きくなったりするケースも見られます。小さなイボが単独で発生した場合も、やはり見た目が気になるという方が大半です。服の脱ぎ着や洗顔、顔剃りなどで邪魔になるということもあります。
気になるイボがございましたら、お気軽に当院にご相談ください。

イボと粉瘤の違い

ウイルス感染を主な原因とするイボに対して、粉瘤は皮下に袋状の構造物ができることを原因とします。
また見た目においても、イボは表面がガサガサしていたり、逆にツルツルしていたりと、まわりの正常な皮膚と様相が異なります。対する粉瘤は盛り上がりこそありますが、通常その表面はまわりの皮膚と色調・構造に違いがありません(炎症を起こし赤みを持つことはあります)。

イボができる原因

イボの種類によって、原因が異なります。

ウイルス性のイボ

尋常性疣贅

ヒトパピローマウイルスの皮膚、粘膜への感染を原因とます。皮膚との接触による直接的な感染、タオル・床などを介した間接的な感染があります。

伝染性軟属腫

伝染性軟属腫ウイルスの皮膚への感染を原因とします。皮膚との接触による直接的な感染、タオルなどを介した間接的な感染があります。一般に「水イボ」と言います。

扁平疣贅

ヒトパピローマウイルス(主に3型・10型)への皮膚への感染を原因として起こります。皮膚との接触による直接的な感染、タオルなどを介した間接的な感染があります。

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルス(主に6型・11型)の感染を原因とします。主に性行為によって感染します。

非ウイルス性のイボ

脂漏性角化症

紫外線、摩擦などを原因とします。老人性イボとも呼ばれます。人から人へとうつることはありません。

イボの種類と症状

尋常性疣贅

手足の指、手の甲、足裏、顔などに、ザラザラとした硬いイボとして現れます。足裏にできたものについては、あまり盛り上がりがありません。大きさは数ミリ程度ですが、大きくなることがあります。

伝染性軟属腫

1~5ミリ程度の、ツルツルとした艶のあるイボです。全身のどこにでもできる可能性がありますが、特に手で触ることの多い部位に好発します。中央部に小さなくぼみがあります。

扁平疣贅

盛り上がりが少なく、平らなイボです。直径は数ミリ~1センチほどで、多発するケースがよく見られます。

脂漏性角化症

褐色~黒色、あるいは通常の肌の色をしており、盛り上がりの程度や形はさまざまです。表面は、多くの場合、ザラザラしています。

尖圭コンジローマ

外陰部にできるカリフラワー状のイボです。通常、かゆみ・痛みはありません。

イボの検査方法

イボの検査方法多くの場合、医師による視診で診断できます。より正確な診断のため、イボの構造を詳細に観察できるルーペを用いたダーモスコピー検査を行うことがあります。
また、皮膚がんが疑われる場合など、イボの組織を採取して顕微鏡で観察する病理検査が必要になることもあります。

イボの除去・治療方法

冷凍凝固法療法

液体窒素をイボに当てる処置を1、2週間ごとに繰り返し、組織を破壊する治療です。イボに対するもっとも一般的な治療ですが、処置に痛みを伴います。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーによってイボの細胞を蒸散させます。出血や痛みが抑えられ、傷跡も比較的目立たない治療です。足裏など、冷凍凝固療法による治療が難しい場合にも選択されます。

ピンセットによる摘除

伝染性軟属腫(水イボ)に対する治療法の1つです。ピンセットで1つ1つ、水イボを取っていきます。麻酔テープを使用しますので、痛みは抑えられます。

スピール膏の外用

サリチル酸の作用によって角質をやわらかくし、組織の脱落を促す治療です。

ヨクイニンの内服

ヨクイニンという漢方薬の内服です。イボが多発している場合、冷凍凝固療法に抵抗があるといった場合に選択されます。ただ、効き方に個人差があります。他の治療法と併用することもあります。

メスによる切除

小さなイボについては、メスで切除し縫合するという方法もあります。早期治癒が期待できます。

イボは自分で取れる?
やってはいけないことは?

イボを自分で取る(引っ張る・ハサミなどで切除する)といったことは絶対におやめください。強い痛みや出血が懸念されますし、跡も残りやすくなります。またウイルス性イボの場合、すでに感染が他の部位に広がっている可能性もあります。
なお、市販薬でもイボ治療は可能ですが、イボの種類を見誤ったり、他の疾患である場合、効果は得られません。

やってはいけないこと・
注意すべきこと

  • 自分でイボを取るということはおやめください。
  • イボを触ると、ウイルスが付着し、他の部位・まわりの人にうつしてしまうことがあります。気になっても触らないようにしましょう。触った時には、よく手を洗いましょう。
  • 傷や湿疹があると、そこにウイルスが入り込み、イボが増える原因になります。傷ができた時には、その傷を絆創膏などで保護すると良いでしょう。また湿疹がある場合は、皮膚科できちんと治療を受けましょう。
  • 紫外線対策、十分な保湿をしましょう。
  • 市販薬を使用しても改善しない場合は、必ず皮膚科を受診しましょう。

イボのよくある質問

イボができやすい人の特徴とは?

非ウイルス性の脂漏性角化症については、30歳頃から増えてきます。特に紫外線を浴びる機会の多い人は、リスクが高くなります。ウイルス性のイボは、精神的・身体的ストレスや病気などで免疫力が低下している人にできやすい・うつりやすいと言えます。

イボを増やさないためにはどうしたらいいですか?

非ウイルス性の脂漏性角化症の場合、紫外線や摩擦といった皮膚への刺激を避けることが大切です。ウイルス性のイボについては、イボを触らない・触ったら手を洗う、傷や湿疹を放置しない、引っかかないよう爪を短く切るといった対策が考えられます。また共通して、十分に保湿を行いましょう。

イボは放っておいたら治りますか?

ウイルス性のイボ(伝染性軟属腫 水イボ)は自然治癒が期待できます。ただ、自然治癒までには時間がかかり、人にうつしてしまいやすく、治癒せず大きくなる・増えるケースもあります。脂漏性角化症の場合は、基本的に自然治癒はありません。

加齢によるイボの予防方法はありますか?

紫外線、摩擦などの皮膚への刺激を避けることが大切になります。日焼け止めクリーム・日傘・帽子・サングラスによる紫外線対策をすること、(引っかいたり擦ったりしないように)かゆみを伴う皮膚トラブルがある場合には早期治療することをおすすめします。