酒さと赤ら顔の違いとは?
赤ら顔とは、皮膚の浅い部分で拡張した毛細血管が透けて、頬が赤く見えることを指します。病気とは限らず、運動・飲酒などで顔が赤く見える状態も、赤ら顔と言います。
そしてこの赤ら顔を引き起こす原因の1つとして、酒さという皮膚の病気があります。頬、鼻などに、赤みをはじめとする症状が、数ヶ月以上にわたって続きます。
酒さの種類ごとの症状
酒さは、大きく以下の4つに分けられ、それぞれ症状が異なります。
紅斑毛細血管拡張型
(第1度酒さ)
毛細血管の拡張によって鼻・眉間・頬・顎などが赤くなり、かゆみ・ほてり・ヒリヒリ感を伴います。
寒暖差、飲酒によって症状が強く現れます。
丘疹膿疱型(第2度酒さ)
第1度酒さが進行したタイプです。
ニキビに似た赤いブツブツ、膿を持ったブツブツが見られますが、ニキビとは異なり必ずしも毛穴と位置が一致しません。
瘤腫型・鼻瘤(第3度酒さ)
第2度酒さが進行し、ブツブツが集まり、腫瘤となって皮膚にデコボコが生じるタイプです。
特に鼻で症状が強く表れ、ミカンの皮のようになったものを鼻瘤と言います。
眼型
目のかゆみ・赤み・腫れ、目の充血を伴うタイプです。結膜炎・角膜炎を合併するケースも見られます。
4種類の中では、比較的まれなタイプになります。
何もしていないのに
顔が赤くなるのはなぜ?
飲酒・運動などによって顔が赤くなるのは、毛細血管が拡張して、その色が透けるためです。また、炎症によって顔が赤くなる、緊張(アドレナリンの放出)によって顔が赤くなるということもあります。
その他、先天的に皮膚が薄い人・肌の色が白い人は、血管の色が透けて赤くなりやすいと言えます。
酒さを悪化させる要因
酒さの根本的な原因については、未だはっきりしたことが分かっていません。
ただ、以下のような要因が、酒さを悪化させるものと考えられます。
考えられる要因
| 内部要因 | ・遺伝的要因 ・免疫異常 ・加齢 ・辛い物、香辛料 ・飲酒 ・熱いものを食べる・飲む ・運動 ・精神的なストレス |
|---|---|
| 外部要因 | ・紫外線 ・化粧品、薬品 ・寒暖差(冬場の暖かい部屋など) ・熱いお風呂 |
酒さの治し方
酒さの治療法には、以下のようなものがあります。
薬物療法
抗菌薬・酒さ治療薬の外用薬が、もっとも基本的な治療となります。
ビタミンA誘導体・抗生物質・抗菌薬の内服を行うこともあります。
レーザー・光治療
Vビーム、IP、Nd:YAGレーザーなど、ヘモグロビン色素に反応するレーザー・光が酒さの改善に有効になることがあります。
手術
上記の治療で十分な効果が得られない場合には、メス・炭酸ガスレーザーなどにより、皮膚の表面を削り取る手術を行うことがあります。
手術が必要になった場合には、提携する病院をご紹介します。
ご自宅でできる
酒さのスキンケア
酒さの症状を悪化させないよう、正しい方法でスキンケアを行いましょう。
スキンケアについて何かご不安な点、疑問点がございましたら、お気軽に医師にお尋ねください。
スキンケアで気を付けること
- 低刺激性、敏感肌用の洗顔料や化粧品を選びましょう。
- 洗顔時、入浴時には、ぬるめのお湯を使いましょう。
- 洗顔後、入浴後は、必ずすぐに保湿をしましょう。保湿には、アゼライン酸が含まれるものをおすすめします。。
- 毛細血管が開く原因となる紫外線を浴び過ぎないよう、紫外線対策をしましょう。日焼け止めクリームは、毎日使えるよう、肌に合ったものを選ぶことも大切です。
- 辛いもの・香辛料・アルコール・熱いものは控えましょう。
- ストレスを溜め込まず、小まめに解消しましょう。
