形成外科のご案内
形成外科では、ケガや病気、先天的な異常などによって皮膚の色・形状・機能に問題が生じる・残る場合に、再建を図る治療を行う診療科です。
当院では、後天性の眼瞼下垂、魚の目・たこ、あざ、粉瘤、イボ、ホクロ、巻き爪・陥入爪、陥没乳頭、傷跡、包茎、汗管腫、やけど、わきが、多汗症などに対する治療を行っています。
形成外科を受診される方は、患部の見た目のことを気にされていることが少なくありません。形成外科専門医が心にも寄り添いながら、適切な治療を行って参ります。
形成外科と美容外科の
違いとは?
美容外科では、機能性に問題がないものの、患者様の基準において見た目が気になる場合に、主に美しさの獲得を目的として行われる外科的な医療のことを指します。
医学的に問題のある機能・形態の改善や回復を目指す形成外科とは異なり、美容外科は保険が適用されず、自費診療扱いとなります。
保険が適用される
「わきが外来」
わきがとは、周囲の人に不快感を与えるようなにおいが腋から発せられる状態を指します。原因は、生まれつきのアポクリン腺の多さにあります。
私たち日本人のうち、約1割が「わきが(腋臭症)」と推定されています。しかし、実際に受診し治療を受けている人の割合は高くありません。ご自身で気づいていない、または気づいているものの受診に至ってないという方が多いようです。
耳垢が湿っている・シャツの腋の部分が黄ばむ・腋汗の量が異常に多い・わきがの家族がいるといった方は、わきがのリスクが高くなります。
少しでも気になる方は、お気軽に当院のわきが外来にご相談ください。
当院のわきがの治療方法
治療法にはいくつか種類がありますが、当院では「皮弁法(反転剪除法)」という手術を行っています。
日帰りで受けられる、健康保険が適用される手術となりますので、どうぞ安心してご相談ください。
脇・手・足・顔の多汗症に
対応する「多汗症外来」
多汗症とは、身体の一部または全体で日常生活に支障が出るほどの多量の汗が出ることを指します。局所的な多汗症としては、腋、手のひら、足裏、顔などで発症するものがあります。
ストレスや緊張といった精神的要因、気温・湿度といった環境的要因、遺伝的要因、自律神経のバランスの乱れなどを原因として発症します。
シャツに大きな汗ジミができる、書類・ノートを濡らしてしまう、人目が気になりさらに汗が出る、多量の発汗によってにおいも気になるといった方は、当院にご相談ください。
当院の多汗症の治療方法
当院では、ボトックス注射による多汗症治療をメインに行っています。発汗の信号を遮断することで、汗の量を抑えます。
効果は、1回の注射で4~9カ月ほど持続します。重度の多汗症については、保険が適用されます。
また、原発性腋窩多汗症、原発性手掌多汗症に対する保険適用の塗り薬、ワイプ製剤(お薬を含ませたシート)による治療もご用意しております。梅田院ではミラドライによる治療もおこなっています。
形成外科で対応する主な疾患
ワキガ
ワキガ(腋臭症)は、わきの下のアポクリン汗腺から分泌される汗が皮膚の常在菌によって分解され、特有のにおいを生じる状態です。
「汗のにおいが気になる」「周囲に気づかれていないか不安」「市販の制汗剤では改善しない」といったお悩みを抱える方も少なくありません。
当院では、問診や診察を行ったうえで、患者様の症状や生活スタイルに合わせた治療法をご提案します。においのお悩みはデリケートな問題ですので、どうぞ安心してご相談ください。
多汗症
多汗症は、腋・手のひら・足裏・顔などに、日常生活に支障をきたすほどの汗が出る状態を指します。
「緊張すると汗が止まらない」「書類やスマートフォンが濡れてしまう」「汗ジミやにおいが気になり人目が気になる」など、生活の質に大きく影響することもあります。
当院では、問診や必要な検査を行い、症状の程度やご希望を踏まえたうえで治療方針を決定します。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
魚の目・たこ
魚の目(鶏眼)とは、繰り返しの圧迫などによって角質が厚くなり、中心部に硬い芯が形成されるものです。見た目がよく似たたこ(胼胝)との違いは、芯があるために圧迫によって痛みが生じる点です。
ご自身で処理することは、傷から細菌感染を起こしたりすることもあるため、あまりおすすめしません。特に痛みがある魚の目は、皮膚科などで治療をしてもらいましょう。
あざ(黒あざ・茶あざ)
あざ(母斑)は、黒色・茶色・赤色・青色などの種類があります。当院では、黒あざ・茶あざの治療を行っています。Qスイッチルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー取ってノーマルルビーレーザー入れる、炭酸ガスレーザーなどを適切に使い分けます。長くあざにお悩みの方、あざが濃くなってきて気になるという方は、ぜひ当院にご相談ください。
粉瘤
粉瘤とは、皮下にできた袋状の組織に、皮脂・角質が溜まることで形成される良性腫瘍です。潰しても、再び皮脂・角質が溜まると膨らんできます。また、炎症を起こしたり、跡が残ったりするため、触らない・潰さないでください。当院では、日帰りでの粉瘤の手術を行っています。
イボ除去
皮膚から小さく盛り上がったできものを一般に「イボ」と言いますが、ウイルス感染などを原因としてできる腫瘍のことを指します。基本的に良性です。液体窒素療法・ヨクイニン内服・炭酸ガスレーザー治療・メスによる切除といった保険適用の治療に対応しています。
巻き爪・陥入爪
足の爪のカーブがきつくなり、皮膚に悪影響を及ぼすものを総じて「巻き爪」と言います。この巻き爪に合併しやすいのが、爪の端が皮膚に食い込み痛みを伴う「陥入爪」です(陥入爪が単独で発生することもあります)。ワイヤーやプレートによる矯正、抜爪、日帰りでの手術などにより治療します。
ホクロ
ホクロの大きさや形・部位によっては、見た目が気になることがありますね。健康に悪影響を及ぼすことはありませんが、見た目が気になる、洗顔・着替え・顔剃りなどの時に邪魔に感じるといった場合には、当院にご相談ください。悪性の可能性がある場合には、病理検査をご案内します。
陥没乳頭治療
陥没乳頭とは、常時、乳首(乳頭)がへこんでいる状態です。引っ張ると出てくるけれど元に戻ってしまうものも含みます。見た目の問題だけでなく、垢が溜まって炎症を起こしたり、出産後の授乳に支障をきたしたりすることがあります。見た目や機能が気になる方は、ご相談ください。装具を用いた矯正治療、手術により対応します。
傷跡修正
ここでいう「傷跡」には、盛り上がりのない傷跡、盛り上がり硬くなった傷跡(肥厚性瘢痕)、傷の範囲を超えて盛り上がりや赤み・ひきつれを起こしている傷跡(ケロイド)などを指します。薬物療法、圧迫療法、手術、レーザーなどで、傷跡を目立ちにくくする治療を行います。
包茎手術・治療
陰茎の根元に局所麻酔をかけ、余っている皮膚を切除する手術を行います。亀頭の周囲を丁寧に縫合し、自然な仕上がりを目指します。真性包茎の手術には保険が適用されます(仮性包茎の場合は自費診療となります)。形成外科専門医が担当いたしますので、安心してご相談ください。
やけど
やかんやポットの熱湯、高温になった油、ストーブなどでのやけどが目立ちます。また、こたつ、カイロ、電気毛布などによる低温やけどにも注意が必要です。早期に適切な治療を行わないと、傷跡が残る可能性が高くなります。
汗管腫
周囲の皮膚と同じ色、または赤み・黄色っぽさのある盛り上がりが生じます。多くはまぶたに発生します。また、男性よりも女性に多く発症します。治療法が異なるいぼとよく似ているため、慎重に診断・治療します。
脂腺増殖症
中心部にくぼみのある5~6mm程度の白色または黄色のふくらみが、鼻・額などに生じます。はっきりとした原因は分かっていませんが、加齢性のものと考えられています。ただし、若い方でも、皮脂の分泌が盛んなオイリー肌の方に発症するケースがあります。
