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やけど

やけどとは?

やけどとは?やけどは、正式には「熱傷」と言います。高温の物に触れる、赤外線・電撃などで身体の組織が高温になることで発症します。
高温の場合は短時間でのやけどを起こしますが、カイロ・湯たんぽ・こたつなどの比較的低温の物でも、長時間触れているとやけどの原因となります。
一見して軽いように見えても、組織の損傷が深部にまで及んでいることがあります。やけどを負った時には、お早目に当院にご相談ください。

やけどの症状と重症度の
見分け方

やけどの症状と重症度の見分け方やけどを負った場合には、以下のような症状が見られます。また、やけどを負った部位は皮膚の正常な機能が失われるため、広範囲に及んだ場合には、感染・脱水症のリスクが高くなります。

  • 赤み
  • 痛み
  • 水ぶくれ
  • 皮膚の変色(赤色・紫色・白色・黒色・褐色)

やけどの重症度チェック

やけどの重症度は、以下のように分類されます。
ただ、受傷後、熱源から皮膚を離してからも進行していくため、正確な重症度は数日が経過しなければ分かりません。

分類 深さ 症状・状態
I度熱傷 表皮 皮膚の赤み、痛み
浅達性
II度熱傷
真皮 皮膚の赤み、痛み、
水ぶくれ
深達性
II度熱傷
真皮 皮膚の変色
(赤色・紫色・白色)、水ぶくれ
III度熱傷 脂肪細胞 皮膚の変色
(黒色・褐色・白色)

やけどの主な原因

家庭内で起こるやけどの原因としては、ストーブ・ファンヒーターなどの暖房器具、炊飯器・加湿器の蒸気、調理器具、飲み物・汁物、油、熱湯、アイロンなどが挙げられます。また、女性に多いのがヘアアイロンによるやけどです。
その他、カイロ・湯たんぽ・こたつなどによる低温やけども見られます。熱さ・痛さを感知しにくいご高齢の方、自分で熱源から離れられないことがある乳児などは、特に注意が必要です。

やけどの医療機関を
受診する目安とは?

やけどの医療機関を受診する目安とは?軽いやけどだと思っても、基本的にはすべての症例で、応急処置後に医療機関を受診されることをおすすめします。一見して軽症に見えても、損傷が深部にまで影響が及んでいることがあります。また、適切な処置を行わないと、二次感染を起こしたり、治癒までに時間がかかったりする可能性が高くなります。

救急外来の受診が必要なケース

以下のようなケースは、救急病院を受診する、あるいは救急車を呼ぶなどして、ただちに病院で治療を受ける必要があります。

  • やかんや鍋などをひっくり返して全身に熱湯・高温の油を浴びた
  • 顔面にやけどを負った(特に眼)
  • 皮膚が真っ赤、紫色、白色、黒色、褐色などに変化した
  • 火事・ぼやなどで炎に巻かれた、煙を吸った
  • その他、重症と思われるやけどを負った

皮膚科で行うやけどの治療方法

部位や重症度などに応じて、以下のような治療を行います。

ステロイド外用薬

主に浅いやけどに対して使用します。
やけどに伴う炎症を抑えます。やけどを負ってから、炎症(赤み)が鎮まるまでの短期間のみの使用となります。

その他の外用薬・スプレー剤

やけどの深さ、感染リスクなどに応じて、各種外用薬を使用します。
抗生剤含有軟膏や各種外用薬を使用します。傷の保護、感染予防、壊死した組織の脱落の促進、創傷治癒の促進など、目的はさまざまです。

貼付剤

比較的浅いやけどで、感染がない、または感染リスクが低いものに使用します。
創傷治癒の促進、傷の保護が主な目的となります。

外科的処置・全身管理

重症例では、皮膚移植・壊死組織の切除といった外科的な処置、および全身管理が必要になることがあります。
いずれも、病院に入院して実施されます。

やけどをしたらまずどうする?正しい応急処置の方法

適切な応急処置を行うことで、損傷の範囲を最小限に抑えることが可能です。治癒までの期間が短くなったり、きれいに治ったりといったことも期待できます。

流水で冷やす

流水で冷やすまずは、水道などの流水で20~30分、冷やします。

  • 衣類に覆われた部位にやけどを負った場合、無理なく脱げるようであれば脱いでから冷やします。難しいようであれば衣類の上から冷やします。
  • 氷水は血の巡りが悪くなるため使用しないでください。冷却シート・湿布による冷却も行わないでください。
  • 流水を当てにくい部位のやけどの場合は、氷・保冷剤をタオルでくるんで患部に当てます。
  • 乳幼児・高齢者は低体温症に注意しなければなりません。やけどを負った部位以外は、保温に努めてください。

医療機関の受診

応急処置は、基本的に流水による冷却のみで完了です。患部を清潔なガーゼやタオルで包み、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。

  • やけどを負った部位は、次第に腫れてきます。指輪・時計などは外しておきましょう。
  • 水ぶくれは、できるだけ潰さないようにしてください。
  • 受診前に自己判断でお薬を塗るといったことはお控えください。